From Japan to Ireland #2

ハマド国際空港でダッシュしてなんとか飛行機には間に合ったものの、自分のスーツケースは果たして乗れたのかが気になり始める。 まぁ普通、航空機から最初に荷物が下ろされるんだろうし、そこから車で高速移動してるはずだから問題ないか。 いや待てよ、でもどうやって職員はそれら荷物の中から俺の荷物を特定し、かつこの航空機に載せるための分別処理を行うんだ?

・・・

次第に不安が勝ってくる。 が、やはりこれもどうしようもないのでとりあえず気を紛らわせるためにシレン6をプレイする。 どうでもいいが、ヤマカガシ峠をここでやっとクリアできた。多分20回以上やり直した気がする。道具持ち込めない上に敵の配置もかなりの嫌がらせ構成。難しすぎるだろ。

さて、ドーハからアイルランドの首都ダブリンの空港までは片道6時間ほどである。 今回もカタール航空であったが、流石にダブリン行きとなると日本人の姿は全く見当たらなかった。 ドーハまで来るのに使った飛行機に比べれば小さな飛行機だったが、ちゃんと機内食も出してくれた(今回はwifiは使えなかった)。

チキンオーバーライス的なやつ。醤油仕立てなのかかなり美味しかった

身体がバキバキになって気が狂いそうになったところでようやくダブリン到着。 総フライトは20時間ほどだったか。ただただ1人で過ごし、やれることもあまりないので、正直かなり苦しかった。 が、とりあえずは着いたことを祝おう!ということで入国。 入国審査はどうということもなく、ワーホリビザの証明書を見せたらすんなり入れた(ちなみにワーホリビザであったとしても、ここでは90日間の滞在権利しか付与されない。これは、Irelandでは90日以上の滞在をする場合にはIRP登録というものを別途行う必要があるためである)。

Baggage Claimに辿り着く。果たしてスーツケースは無事なのか、と荷物を待っているとアナウンスが。 自分の名前呼ばれたやん・・・ 入国を祝った直後、ここで全てを察する。 脇に案内所のようなものがあったのでそこに問い合わせると、お前の荷物は今ドーハにあるで、と言われた。

おいおいまじかよ。 人生初めてのロストバゲージである。 いやまぁそりゃそうだよな・・ 1時間のトランジットで荷物の分配して積み込むとか無理だよな。

ただ幸いなことに、明日には届けてくれるらしい。特に費用なども不要であった。 今日はDublinについて早々、北アイルランドの首都Belfastまで行く予定だったので、そこの宿泊先を記入して一旦は手続き完了。

配達サービスと電話する必要があったのでSIMを購入したいが・・ 空港にはそれっぽい販売所がなかったので、空港のWifiを利用してオンラインでeSIMを購入。 eSIMは初めての利用だったのでアクティベートにかなり手間取ったが、30分ほどかけてなんとか成功。

改めて、荷物が存在しないことに対しては不安を覚えつつも、とはいえこうなってしまったものはどうしようもない。ここから最善手を尽くすのみなので頭を切り替える。日本から持ってきたWiseのデビットカードが利用できるかどうか確認するため空港内のコンビニでお菓子を購入。

320円ほどする高級メントスくん

こちらはCashless社会でもあるためかコンビニは無人だった。 そしてそのままBelfast行きの高速バスに乗るべく、空港内でチケットを購入。片道€16.5なので日本円で2700円ほど。全然安い方だろう。 なんとかBelfastまで辿り着けそうな算段がついた。ようやくここで一安心である。

とりあえず、兎にも角にも、1時間しか猶予時間のないトランジットは絶対にやめましょう

Belfast初日へと続く。