Belfast 2日目

Belfastの2日目。

疲れもだいぶ溜まっていたのであろうか、だいぶぐっすり寝ることができた。
ただ・・ だいぶ寒さを感じる。部屋にはヒーターなどが存在しないので、早めに部屋着を買いに行った方が良いかもしれない。

朝飯もとい昼飯を買いに外へ。
近くにSPAR(ヨーロッパ中に存在するコンビニ)があったのでそこでPork Sausage RollとHam, Cheese, Jambon(仏語でハムの意だった、なんで突然仏語?)を購入。

2つで550円... コーラは昨日の夕飯の残りもの
うーん。ハムチーズは美味かったが、ソーセージロールは・・・ 究極の無味である。肉本来の味といえば聞こえは良いかもしれないが、ボソボソしていて何もなしで食べるのは結構しんどかった。 ドイツではソーセージ美味かったんだけどな、何が違うんだろうか。

さて、昼食も終えたところで電話が来る。配達業者からだ。
まずは電話が来てくれただけでもだいぶ安心した。おお、本当にDohaからDublin、そしてBelfastまで届けに来てくれるのだと。

というのも、昨日時点で問い合わせ可能な先にはEmailで現況確認を試みていたのだが、ただの一つも返事は来なかったためである。どうやらthis afternoonに届けてくれるそうだ。
この電話をもらったのが11時ごろだったので、仮に今Dublinにスーツケースが到着したのだとしても、そこからではどんなに早くても15, 16時といったところだろう。

本来であれば今日は行きたいところがあったのだが、そこはBelfastから片道2時間以上かかるため、上記のスケジュールを鑑みると少々厳しそうであった。ここでスーツケースを受け取れませんでした、は最悪の展開である。
おまけに今日は土曜日なので、再配達日にズレがあったりしたら次はいつ受け取れるかわからなくなるし、そもそもBelfastには2泊3日しか滞在しないため今日しか受け取るタイミングがない。
ということで、プランを変更。 街中を散策するついでに生活必需品を購入することに決めた。

Belfastは首都といえど、全体的にはこじんまりとした街であり、おおよそ徒歩20分圏内で大体の目的地に行くことが可能である。この街で最も有名なのはおそらくタイタニック号の博物館だろう。そう、ここはかの有名なタイタニック号が製造され出港を果たした街なのである。
ただ・・入場料が£30もするということでちょっと気が引けて博物館は断念した。

その代わり、Belfast City Hall(市庁舎)がタダで入れるということで行ってみることに。

市庁舎
夜はライトアップされて重厚感が増す
市庁舎というとどういうものかイメージが湧かないかもしれないが、ここでは北アイルランドの歴史に関する展示が常時20部屋ほどもなされていた。さながら歴史博物館である。
随分とガタついた「ようこそ」のフォント
ちなみに実は市庁舎でもタイタニック号の展示がなされていた。一石二鳥である。なるほど、個人的にはこれで充分だ。
模型は常に、万人の心をくすぐる

あとは第二次世界大戦中のロンドン大空襲(The Blitz)に関する記述が興味を引いた。ここBelfastも当時空襲を受けた都市であり、防空壕などもさほどなかったことから大打撃を受けたようである。

市庁舎を出たあとは街を散策。大型のショッピングモールなんかもあるのでここで暮らす分には何不自由なく生活ができるだろう。
さらに散策を進めること20分、お目当ての本屋を発見。 こっちへ来たらやりたかったことの一つとして、現地で販売されている英語の指南書を購入して学習したかったのである。
このWATERSTONESという本屋の品揃えは素晴らしく、小説からビジネス書、現地学生向けの教科書に至るまでなんでも置いてあった。

さくっと購入してパブで一息つきながら早速購入した本を読み耽る。なんと優雅な時間であろうか。

気づけば15時くらいになっていたのでそろそろ連絡が来るかもしれないと思い、一旦宿に帰って座して待つこと・・・ 5時間。
19:50頃に荷物が宿までやってきた。いやめっちゃ嬉しい。なんだかんだ不安だったし、嬉しいよ。嬉しいけど。19:50はafternoonじゃなくてもはやeveningだろ。途中もう今日は来ないのかと思って、配達サービスまで留守番電話を入れたり、しきりに別のプランを考えていたのがアホらしくなった。
ちなみにあの手この手を使って連絡を試みたわけだが、この数日中にこちらから送ったものに対して返ってきたEmail・電話は1つも存在しない。こういうところはやはり海外である。

まぁ兎にも角にもこれにて荷物問題は一件落着。もう憂いは何もない。
この日の夜もまたパブでギネスを呷って、心中の慌ただしかったBelfastの2日目を終えた。