Belfast 3日目 GiantsCauseway

今日は朝6時30分から動き出す。

重たいスーツケースを預け入れてからバスでGiants Causewayへ向かわねばならないからだ。
このGiants Causewayこそ、北アイルランドにやってきた理由である。

ジャイアンツ・コーズウェーは、イギリス・北アイルランドにある、火山活動で生まれた4万もの石柱群が連なる地域。アントリム県ブッシュミルズの北2kmに位置する海岸線にある。 1986年にユネスコ世界遺産に登録され、翌年には北アイルランド環境省 によって自然保護区に指定された。(Wikipedia)

幸い本日の天気予報は晴れ。前日が曇り続きだっただけに期待は高まる。

ちなみに預け入れはStasherというサービスを利用した。£6ほど払うことで荷物を提携先のホテルで保管してくれるサービスだ。なかなか使い勝手が良かったので覚えておこう。他の滞在先でもお世話になるかもしれない。

BelfastのBus centreで往復チケットを買おうとしたところ、どうやらバスの発車10分前にならないとチケットが買えないらしい。なんで??
夕方に乗車予定のDublin行きも、同様の理由で予約購入できなかった。
うーむ。1時間も早く来たのだが・・ ほぼ意味なし。購入した本を読みながら時間が来るのを待ち続ける。

どう見てもレシートだが、1日乗り回せるチケットである

さて、チケット自体は£10で購入できた。しかもUlsterBus系列であれば1日乗り放題だ。バスに揺られること2時間半。GiantsCausewayに到着。
天気も快晴。絶好の世界遺産日和だ。
バス停から数分のところに旅行客向けのセンターが存在しておりそこで入場料を払えば音声ガイドなどを付けることができる。特に不要であれば、GiantsCauseway自体はタダである。

手前は崖になっており奥の海辺とはかなり高度差がある

案内板に沿ってバス停から5分ほど歩くとこの景色。素晴らしい絶景だ。波の音と鳥の声しか聞こえない。観光客は様々で、アジア系の人もわずかにいたがフランス系の方や(おそらく)イングランドなどイギリス本島から来たと思われる人たちがほとんどであった。

もう少しして歩くと、GiantsCausewayの中心にたどり着く。
この不思議な六角形の形が火山活動により自然発生したというのだから驚きである。
後ろを振り向けば大きな山・・というか崖が、そして手前には荒々しい海が広がっているこの場所は、遠く離れた場所までやってきたことを強く実感させてくれるとともに、世界のまだ見ぬ大自然への憧憬も強くもたらしてくれた。

その後はぐるっと周囲を一周して元の場所まで戻る。GiantsCauseway自体はちょっとした崖登りも含めて1時間ほどで一周できた。
ちなみに雨の日は本当にお勧めできないと思う。海が荒れて風も強くなり想像以上の寒さになるだろうし、何より足を踏み外すと簡単に死ねるポイントがいくつもあるので大変危険だ。

ちょっとした危険な崖登り

 

壮絶な崖を登り切ると一転して長閑な風景が広がる

 

 

上から見たGiantsCauseway

そこから近くに城があるということだったのでUlsterBusに10分ほど乗車し到着。
その名もダンルース城。13世紀に建てられた城らしい。またとんでもないところに城を建てたものだ。城というが実際には廃城であり、£6払うことで入場することができる。

ダンルース城内部

サンスーシ宮殿のような堂々たる建造物は好きだが、こういった廃城を内部から見るというのも当時の様を感じられてとても良い。

そろそろBelfast行きのバスの時間も近づいてきたところで、先に昼食を取ることに決めた。ちなみにBelfast行きのバスは2本しかないようなので注意。逃しても帰れはするが1本では帰れなくなり辛い思いをすることになるだろう。

昼食はGiantsCauseway Hotel内のレストランへ。

どこまでの権威性があるのかは流石にわからないが、Taste of Ulster を何度も受賞している誉れ高いレストランだ。日本で言うと百名店くらいだろうか?
Giants Causewayの大自然に感動したので財布の紐も緩む。Special Coffeeとタラの揚げ物を注文した。初のFish & Chipsである。

奥のグラスを見るとデカさが際立つ

おそらくそうだろうとは思っていたが・・・メインのタラがデカすぎる。
日本人男性2人で食べるのにちょうど良いくらいのサイズだ。
味は言うまでもなく非常に美味しかったが、6割食べたところでこれ以上は食べると体調に支障をきたすと感じ断念。
この7割の値段で良いので、これの半分の量で出して欲しいところである。
今度は二度とMainは一人で頼まないようにしようと固く心に誓ってからGiants Causewayを後にし、Belfastを経由して最初に降り立った場所でもあるDublinへと戻った。