The weather of Ireland

なんとなく自分の中に、記事を書くリズムみたいなものが生まれてきた。
土日に何件かを書き溜めておいて、今後は週3・隔日くらいで投稿していこうと思う。


アイルランドの天気は本当に悪い。
1週間に2日晴れたらいいほうで、基本的には6日間の8割が雨・大雨でそれ以外が曇りである。雨の降っていない曇りですらラッキー!という気分になる。
北アイルランドにいたときには雨に降られず、Dublinに着いてから降られ始めたので、北と南とでは気候が結構変わるのかもしれない。

土産屋に必ずいる謎羊。憎い。

風も本当に強く、家にいても常時ゴーゴーと風の音が聞こえる。傘は金の無駄だ。持たない方がいい。危ないから。Cork市内でひっくり返している人を何人も見た。
夜8時を回ると台風でも来たのか?と思うくらいの暴風音がするのが日常茶飯事である。今の家が湖に近く、かつ比較的高度的に高い位置にあることも手伝っているかもしれない。
特に学校が始まって2日目以降、この傾向が強くなっておかげさまでいきなり夜眠れなくなった。(その日はもうどうしようもなかったのでユニコーンオーバーロードを黙々とプレイして夜を明かした。たのしい。)
両国に住んでいた2年では日中の救急車の音と夜のバイク軍団の音がそこそこ酷かったので就寝中の音への神経質さは少し和らいでいたのだが、それでもこの暴風音には敵わなかったわけである。

しかも部屋がけっこう寒い。ラジエーター(セントラルヒーティングというらしい)は付いているのだが触れても冷たい。どうも動いてなさそうである。Ballincolligにいたときは常時アチアチだったのでこれはマズい。

これどうしよう、このままだと体力が持たんし精神力も削られるしでかなりマズいぞ、家を変える(AirBnbで BallinColligにいたときにはこんな経験はなかったため)のも検討したほうが良いかもしれん、などと相当ネガティブに感じていた。ホストマザーにも相談したのだが、そんなのここじゃ日常なんだからどうにもならんよ、と一蹴されてしまった。このままでは嘆こうにも嘆くことすらできない。

そんな疲れ果てたある日の夜。窓から外を見つめていた。外で木が左に右に揺れている。やっぱり今日もうるさい。うるさいが、うるさすぎる。外にいるのと変わらないくらいじゃないか?家の中にいるのに。何でこんなにうるさいんだ。カーテンを思いっきり左右に開いて、窓を一旦開けてから閉める。途端にすごい量の風が吹き込んできたが、ちゃんと閉まったことを確認する。窓自体のガタ付きなどはなさそうだ。もっとよく窓を観察する。耳を澄ます。わずかに上から音が聞こえるような気がする。ここで初めてあることに気づく。カーテンを左右に開いたことによって、窓の上部のある部位が露見していた。 なにこのサランラップみたいな構造部。お前か。お前じゃん。
なんと通気口が開けっぱなしになっていたのである。そりゃ寒いし、音もうるさいわけである。後日ホストマザーに聞いてみたところ、前に滞在していた誰かが開けっぱなしにしていたんだと思う、とのことだった。何の嫌がらせだよ。

あとセントラルヒーティングも動く時間帯が決まっているようであり、別に壊れているわけではなかった(そりゃそうで、ずっと稼働させていたら電気代? ガス代?がとんでもないことになるはず)。一安心。

この事実に気づいてからはぐっすり入眠できるようになり、変な時間に何度も起きたり、カフェで腕をワニに食われそうになる夢も見なくなったとさ。おわり。