Start of language school, the difficulty of speaking(B2)

はてブ、時間指定での予約投稿ができないのが使いづらい・・・)


アイルランドに来てから11日。ようやく語学学校が開始した。

学校は週に5日で、2時間の授業を1日に2コマ行う。1週間に20時間の授業がある計算だ。これが一般的なのかは分からないが、自分の通う学校では少なくともこれが標準のプランであった。
授業開始は朝8時40分から。今の住居からCork市内へ出るためには・・まずバス停に行くまでに徒歩10分。そこからバスに乗って市内へ出るのに30分。市内へ着いたら徒歩10分ほどかけて校舎へ、といった具合だ。詰まるところ計まるまる1時間かかるような形である。
そのため毎朝6時に起きて支度を行い、7時に家を出るというのがテンプレートになった。朝10時過ぎに家を出ていた怠惰な生活を思い浮かべると思わず涙が出そうになる。

初日は簡単なインストラクションのようなものから入って、その後途中から授業に参加することに。最初のClassLevelはB2だ。これは日本にいる間にオンラインでテストを受けており、その結果を鑑みてこのLevelが与えられた。

Classは自分も含めて6人だ。French×2, Brazilian×1, Spanish×1, Italian×1, Japanese×1という構成である。そこに1コマずつIrish Teacherが交代で入る(ちなみにIrish、つまりNativeのTeacherが入ってくれるのはどのClassもがそうではないと後で分かった)。幸いにもどうやらみんな今週からLevelが上がったばかりということで、教科書も一番最初の章から入る。ここでふと気づく。周りのみんな普通にめっちゃ喋れるやん。本当に英語を学びに来た学生ですか??

これはその後1週間Classに通って客観的に判断した内容だが、皆Speakingは非常に流暢だ。もちろん、語彙がパッと出てこなかったり、時制を間違ってしまったりはするが、完全に思考や口が止まってしまうということはない。しかもうち1人は別の国でも語学学校に通っていたらしく、そのおかげもあってかかなり流暢だった。

時制については「過去形にし忘れる」が一番多い。これはおそらく、話す内容の結論が決まると動詞が確定するわけだが、そのタイミングで即話し始めて、次の目的語や副詞に意識を奪われるために時制に意識が向かないということだろう。

ちなみに今このタイミングでの自分の意見としては、時制を間違えるとかは本当にどうでもいい。些細なことだ。頭の中で「これはあの単語だっけ?」とか「この事象はいついつに起きたから、時制はこれだな」とか考えていることによって口が動かないくらいであれば、諸所の部分で間違ってもいいから自分の意見を即座に一定水準の文章に落とし込むことのほうがよほど大事である。

ただし、こう書くのは簡単だが実践するのは極めて難しい。
社会人として日々仕事に勤しんでいた日本人にとって「相手に伝わりやすい理路整然とした文章を考えてから話す」のが癖になってしまっている場合、「(間違えてもいいから)主語と述語を見つけてスタートダッシュを切る」という考え方が難しいのだ。
またこの考え方のもとに話そうとする際、言いたいことを的確に表す英単語を知っているかとか、思い出せるかとかはどうでも良い。言いたいことを伝えられる英単語を選ぶことが重要だ。
たとえばバスに乗るという文脈で、即座にget onといった言い回しが出てこなかったとしても、useといえば伝わる。こういった機転を瞬時にどれだけ利かせられるかが勝負である。
試しに身の回りの電化製品の使い方を英語で表現してみるとか、今日あったエピソードを英語で話そうとしてみると、意外と難しい・言葉に窮すると感じるのではないだろうか。

そう、ある程度のスピードで流暢に話すのって難しいことなのである。会話をしようとなったときには相手の発言を理解した上でそれにResponseを返さないといけないのだからなおさらだ。
ただしその難しいことを、Classのみんなは一定水準ですでに会得しているという事実に驚かされた。
初日はExerciseだったのでおいておいて、2日目以降からはSpeakingについて圧倒的にビハインドを背負っているという事実に気付かされるのであった・・・