海外ドラマ

リスニングの一環として視聴していた「テッドラッソ」「The Morning Show」を見終えた。あ、でも当たり前だけどシーズン1だけね。

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まずはテッドラッソについて。
アメフトの監督がルールも知らないサッカーの監督になって、チームを巡って日々奮闘する姿を描く作品だ。
最初1話は全く惹かれなかったが、リスニングすることに集中していたので一旦内容は置いておいてそのまま話を進めていったところ、3話くらいのタイミングで少しずつ惹かれ出してそのまま見終えることができた。
1話30分くらいしかないので、見る前に気を張らなくて済むのが良いところかな。
内容的には可もなく不可もなしといったところ。
監督が加入したイギリスのチームは最弱チームで、チームメンバー同士も問題を抱えているのだが、それを監督が試合以外の場所であの手この手で解決しようと奔走する。
サッカーの内容にはそんなに触れられないので、自分みたいにそこまでサッカーに興味がなくても見れると言えば見れる。
逆に言うと、試合内容に触れられないと言うことは盛り上がりどころに欠けると言うことである。
まぁコメディテイストの作品なので、そもそも盛り上がりは求められてないかもしれないけど。

さてリスニングの勉強としてはどうだったかというと、テッドラッソの登場人物は見事なまでにほぼ全ての人物が極めて高速に英語を話すし、スラングだらけなので、難易度SSランクである。おすすめしません。
相当数のドラマ見てる人とか、NativeSpeakerと日々会話している人じゃないとマジで何言ってるかわからないと思う。イギリス英語だからとかそういう次元ではない。

次にThe Morning Showについて。
こちらはとにかく、内容がめちゃくちゃ面白かった。超おすすめ。
The Morning Showというタイトル通りの架空の朝のニュース番組が舞台で、長年メインキャスターを務めてきた男女の2人組のうち、男性側が番組スタッフとの性的不正を働いたということで降板させられるところから物語がスタートする。
女性側のメインキャスターが、自身の保身のために半ば強引に他局の女性キャスターを引っ張ってくるのだが、この新しいメインキャスターが報道への正義感を持ったなかなかの曲者で、事態は収まるどころか掻き乱されていく。
そうしてメインキャスター陣、番組プロデューサー、マネージャー、放送局のトップらがそれぞれの思惑で番組や自身の立場を巡ってそれぞれの策を弄していく。
そのため少し群像劇っぽいテイストになっており、多面的に物語が繰り広げられていくのだが、面白いのは「過去の性的不正の話」は最終話直前まで多くは語られず、直前になって詳細が語られることによって最終話で一気に各々のストーリーが収束する形式になっているところだ。
役者の演技も相まって特に最終話は見応え抜群なので、重厚ではあるが重たすぎないくらいのちょうど良いストーリーを求めている人に特におすすめ。

気になるリスニングのレベルはというと、こちらも難易度S ~ Aランクくらいである。勉強教材としてはあんまりおすすめできないかも。
登場人物の全員が感情的に話をするシーンが非常に多く、どいつもこいつも極めて高速に喋るので、逆にゆっくりと話してくれるのは「朝のニュース番組として描かれるシーン」くらい。
テッドラッソほどではないにしろ、スラングも結構多い。自分は最初英語字幕ありで見て、そのあと意味が伝わりづらかったシーンは日本語字幕でもう一回見るということをしていた。

・・・あれ、これもしかしてあんまり英語リスニングの勉強にはなってないのでは?? ^^;