日本での英語学習について: 発音矯正

常日頃から次は何をテーマに記事を書こうか、と考えているのだが、当たり前ながら英語学習中の学生の身としては、それの話題が頭に浮かぶことが多い。
ただ考え過ぎて、この話題前にも書いたような、いや書いてないような・・ といったようにごちゃごちゃになることが多々ある。
なので似たような話題だったり、時には同じ話題がたまに出てくるかもしれないが温かく見守っていただけると幸いです。


当然ながら皆が皆、英語を学ぶ目的で長期間海外に行くことはできない。
だから基本的には、我々は日本で英語を勉強することになる。
しかしこのような状況下において、どんな学習法を取るのが最良なのだろうか?
英語の勉強と一口に言っても、たくさんの手法がある。
今回はこのテーマについて書いてみたい。

まずは結論として、以下の2つの方法を提案したい。
一つ目: 単語や文章の発音を改善すること
二つ目: ある資格(TOEICなど)の取得・一定スコアの獲得を目指すこと

今回はそのうち一つ目について書いてみる。
まず、これは当たり前の話として、日本に暮らしながら恒常的に英語を使うのは難しい。
これが意味するところは、ある期間一生懸命英語を勉強しても、1年後にはいくつかの単語や文法のルールを忘れてしまう、ということだ。
だからこそ日常的な継続が大事なわけだが、じゃあ一体いつまで継続すれば良いのか?という不安に苛まれる。
故に、日本で英語を学ぼうとする際には「如何に無駄にならずに、かつ将来に渡って覚えていられるような手法を実践するか?」が最も重要だろうと考え、 自分は発音に焦点を当ててみたというわけだ。

まず、発音は他の学習方法と比べても将来に渡って身に刻まれやすい分野だと考えている。
それはなぜなら、学ぶ際に目だけでなく口も使うからだ。
初めの頃はうまく発音できなかったり、つい忘れてしまうこともあるだろうが、10回繰り返して発音していれば、そのうち自然と発音できるようになるはずだ。
また、多くの日本人が、日本語の発音には存在しない「r」や「th」といった特殊な英語の音に苦戦するはずである。
自分の経験からすると、こういった特殊音をはっきりと、自然に発音できるようになるまでには、かなりの時間がかかる。

これは発音について意識するようになってから気づいたことだが、音を出せるようになるには音を理解するだけでは不十分で、口や喉、舌の使い方を覚える・鍛える必要があるのだ。
我々が日本語を話すときに使っている「楽な発声法」をそのまま英語の発声に使おうとしても、きちんとした英語の発音にはならないのである。
そしてこの「楽な発声法」ではない、新たな発声法を身体に叩き込むのは思っているよりずっと大変で、ストレスフルである(人にも依るとは思う。自分は舌の使い方・動かし方がたぶん人よりずっと下手くそで、相当な時間を費やした)。筋トレみたいなものだ。
1日や2日でサッと身体に馴染ませるのではなく、じっくりと構えて少しずつ肩から上のパーツに浸透させていくものだと思うのだ。
この点から、発音の練習を早めにしておくに越したことはない、というのが自分の意見だ。

ちなみにだが、語学学校のほとんどの生徒は正しい発音を理解していない。
これは他の人をけなす意図は全くなく、実際のレベル感を認識してほしいために敢えて記述するが、彼らの中には「favorite」や「I think」などの正しい発音を知らない人も多々いる。
そのため、日本でじっくりと練習していれば、語学学校に通い始めた際に教室で無双できる。これはマジ。

さてじゃあどうやって練習するのかという話だが。
幸運なことに、最近は技術発達のおかげで、スマートフォンアプリで発音の練習ができる。
自分の場合はELSA Speakで猛練習した。
他の有名なアプリも試したが、あるアプリは全体のレベルとして簡単すぎたり、またあるアプリは例文がまるで役に立たないものだったり、また別のアプリは提示される状況が不自然で、これ本当に会話に使えるか?みたいなものが多かった。
一方ELSA Speakは英語の発音を向上させることに特化しており、単語の発音の正確さだけでなく、文としての発音の正確さや流暢さ、アクセント・イントネーションもチェックすることができる。
もちろん、最初は自分も以下の左の画像のようにうまくいかなかった。というかはっきり言ってアプリに提示されたこの結果を見て崩れ落ちそうな感覚だった。えーこんなに点数低いの?どこから矯正し始めればええんや・・みたいな。
しかし今となっては、このアプリで2年間練習した結果、右の画像のような状態にまで持ってくることができた。

ちなみに参考IELTSのスコアが表示されているが、さすがにこれはまやかしの値である(9.0が最高値なので8.5はTier God)w
というのも、ELSA Speakは一問一問を何度でもやり直せるので、90%スコアが出るまで繰り返しているからこそこの数値なのである。
逆に言えば一発撮りで90%出せればSpeakingスコア8.5が出せるということにはなるが。w

正直やりたての時期には、App上で表示される高得点に疑問視している時期もあった。
所詮Appが判定しているだけだからNativeと対面したときには結局何かしらのズレが起きて、生きた英語にならない可能性もあるんじゃないのかな、と。
ただ実際こうして語学学校に登校し始めてみると、ある日Teacherに発音が素晴らしいと褒めてもらったので、無駄じゃないどころかしっかり生きた英語になっている実感を得られた。 というわけで、自分はELSA Speakの回し者でも何でもないが、このAppには大変感謝している。もし日本での英語学習で何やるのが良いか悩んでいる、という人がいたら是非に参考にしてみてほしい。

資格勉強の話はまた何かの際に書こうかな。