海外生活でキツいこと

テッドラッソとThe Morning Showを見ていて思うのだが、海外ドラマで「主人公をシリアスな状況に置く手法」として離婚が使われるパターンが多すぎる。
上記2つしか見ていないので何とも言えないが、どちらも物事が好転してきた時の突然の転落、というシーンで相手から別れを切り出される。
いやまぁリアルな内容だと思うし、精神不安定になって感情が昂るシーンで演者の上手さが出るとも思うし、登場人物にとってこの上ない絶望的な状況を作りやすいとも思うけど、ちょっと安直すぎない?w
日本のドラマは久しく見ていないが、日本のも多かったりするんだろうか。


今日は、人生で初めて海外に1ヶ月以上住んでみて思うキツいことについて。

まずは前記事でも書いた交通網に関しては、日本が(というか東京が)強すぎることもあってどうしても見劣りしてしまうのでマイナスに映る。
特にバスの突然のキャンセルは、もろもろプラン変更しなくちゃいけなくなったり、30分以上もの空白の時間ができてしまったりと結構ショックを受けるのでキツい部類。

2番目に天気や気温。
ぶっちゃけ終わってる。
めっちゃ天気良いなと思ったら5分後に大荒れして、10分後には何事もなかったかのように止む、とか日常茶飯事。
これはDublin/Corkに来てから何度も味わったのでもういちいち驚きもしなくなったが、びっくりするくらいビチャビチャになることも多く、服のケアや靴のケアが大変。キレたりすることはないけど、毎回ため息を吐きたくなる、そんな下からじわじわと這い上がってくるような嫌さである。
かといってこちらの記事

gos67.hatenablog.com

でも書いたように、傘は意味をなさないので黙ってライフで受けるしかないのである。
気温も4月だというのに良くて最高気温14度くらいしかなく、それも日中の僅かな時間帯だけなので、今だに朝夜はマフラーが手放せない。

続いては公共のトイレがない(あるいは相当少ない)ことだろうか。
当たり前ながら海外において公共トイレはほぼ存在しない。以前訪れたClonakiltyには珍しく公共トイレがあったが(もちろん硬貨を入れないといけないタイプ)、Corkには残念ながら自分の知る限り存在しない。
Mcdonaldなどのチェーン店にいけば客として借りることは可能だが、利用客以外の利用は基本どの店も禁じている・あるいはパスコードを入力しないとそもそも中に入れないという形態が多いので注意。
特に祝日だと、ほぼ全ての店が閉まるので客として借りることすら危うくなる。これは頭に入れておくべきだろう。
これ住民たちは普段どうしているのだろうと思ったが、Mcdonald店内のトイレをタダで使おうとしてパスコードロックに阻まれているグループを何度か見かけたことがあるので、普通にみんな困っているんだと思われる。w
何なら扉の近くの椅子に陣取って、(自分はパスコードを知らないから)人がトイレに入っていくのを待っている小判鮫も見たことがあるくらいである。いやコーヒーの一杯くらい買って聞けばええやん。
あ、でも最後に一点、アイルランドはトイレットペーパーをそのまま流して良い稀有な (実際のところどれくらいの国でそのまま流せるんだろうか。経験上、体感的にはかなり少なそうだが) 国なのでそこは日本人にも優しい。

あとはシャワー。
今の家のシャワーは綺麗だし湯もアツアツなので満足しているが、おそらく他の家はそうではないことが多々あると思うので日本人には結構きついと思う。
あとは単純に風呂場が狭いかな。良くて浴槽の幅くらいしかない。日本でビジネスホテルに泊まったことがある人ならイメージがつくと思うが、周囲の壁を気にしながら全身を洗うあの感じである。やっぱり日本の風呂場って快適なんだなと改めて実感する。

左の紐を引っ張らないとシャワーは起動しない

ご飯については以前にも書いたが、美味しいものは探そうと思えば探せるので(個人的には)問題ない。人によってはかなり深刻そう。もちろんたまには米を食べたいなーなどと思うことはあるが。
ただ・・・地味に思うこととして、アイルランドだと熱々のものを食べることができない。さすがに日本料理屋や中華料理屋に行って、鍋でも頼めば熱いだろうが、それ以外は基本的に出来立てであってもぬるい。熱々だったらもっと美味しいだろうに、勿体無いな・・と思う。

またやっぱりアイルランドは他国に比べても物価が高い(らしい)のと、ユーロ円為替の問題で生活費が高いのが厳しいところである。
参考までに3月の自分の出費は(語学学校や家などの固定費は除いて)12万円ほどであった。夕食は家で食べられるので一切外で食べておらず、ほぼ昼食と酒代だけであることを加味すると、だいぶ割高だろう。

あと一応日本から来る際にアジア人差別などに遭遇するケースも想定していたが、幸いにも今のところそういったシチュエーションには出逢っていない。むしろどのショップ・レストランの店員もフレンドリーな人だらけである。

しかしながら、これは海外に共通なことだと思うのだが、こちらからメールや電話で連絡をしても明確な答えが返ってこないことがほとんで、これにはイラつかされる。日本がだいぶ丁寧に受け答えしてくれるからというのもあるし、自分が神経質なこともあって小さい抜け穴が気になってしまうというのもあるが。

あとはこれは語学学校での話だが、ディベートするときに他学生が結構強めのテイスト、顔つきでこちらの内容を否定してきたりするので、思わずムッとしてしまわないように注意。
別に向こうにも特段悪気があるわけではないだろうが、逆に言うと相手を慮りながら喋るスキルを持ち合わせていない人が多いかなという印象。
相手の顔色見ながら喋るのも、それはそれで一長一短あると思っているので、どちらが優れているという話ではないが。
あとはみんな自分の意見を言う時に相手の言葉を遮ってでも話を始めるのだが、だからと言って変に自分の言葉を止めるのではなく、言い切った方が良い(と思う。こちらから口を止めると負けた気になる自分の意見を押し通せる力を持てる人だと見てもらえそうだから)。
ちなみに当たり前だが上記2つの行動は「海外の風土だから許されている」などではなくて、(Speaking試験の観点からも)NGである。相手の意見を聞こうとする姿勢がない = コミュニケーションスキルの欠如と見做されてInteractionスコアが落ちる
日本人は謙虚な人種なのでここで変にマイナスになることはないだろうが、かといって逆に反応が薄かったり、同意もしくは反対意見を丁寧に述べられないとそれはそれでInteractionスコアが落ちるので注意。